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伊賀上野キャッスルステイ 実証実験を行いました

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伊賀上野キャッスルステイ 実証実験を行いました

概要


「史跡上野城跡及び伊賀上野城下町における歴史的資源を活用した観光まちづくり」MIRAIGA PROJECTでは、史跡上野城と城下町一帯の地域全体の高付加価値化と、地域に循環経済を創出し持続可能なまちづくりをゴールに、そのキーとなる伊賀上野城キャッスルステイの事業化を進めています。

 2023年12月12日、13日にラジオパーソナリティのクリス・グレンさんとそのご友人をお招きし、事業化に向けた実証実験を行いました。


プランテーマ

殿の御越国
伊賀の歴史的建造物を可能な限り活用し、最上級のおもてなしで迎える「御成体験」

 実証実験では、お客様を殿様と仮定し、殿様が伊賀に御成になるという仮説的設定を演出します。
時の伊賀上野城城主である藤堂高虎が津藩から伊賀上野藩に入る際、各地の文化・武芸などを観覧して周ったという話をモチーフに、伊賀の様々な文化に触れる旅というテーマのもと、それぞれのコンテンツを体験していただきました。
 特に伊賀は忍者で知られているものの、キャラクターとしての認知が広く、本質的な歴史的背景や役割が知られていません。
 この実証実験では、伊賀と忍者の関係性に触れることで、伊賀のまちの魅力に触れていただけるコンテンツとして設計を行いました。
※「御成」とは大名の外出や来訪を意味する言葉。来訪においては主従関係が明確で、受け入れ先は最上級のもてなしで迎えたとされる。

実証実験全体スケジュール




実証実験の様子

御成門からの入場
三重県に現存する唯一の藩校建築 崇広堂北控所でお着替えいただき講堂へ移動。入場はかつて殿様のために用意された御成門から。
合図で御成門が開かれると、目の前に忍者姿の者数名がお出迎え。



忍術体験
崇広堂講堂にて、伊賀歴史や文化、まちの成り立ちから、伊賀と忍者の関係、その後忍術学のレクチャーと忍術の体験へ。



伊賀上野城歴史ガイドツアー

伊賀市有形文化財伊賀上野城の建物および館内の展示物をご案内。
藤堂高虎公や徳川家康公ゆかりの文書や武具、現在の伊賀上野城を川崎克氏が復元築城された経緯などを解説。



夕食「饗応の夕べ」

NIPPONIA HOTEL 伊賀上野 城下町 KANMURI棟へ移動し夕食。
伊賀でしか食することができない食材を生かし、殿様御膳のスタイルで饗応料理をご提供。



キャッスルバー「殿様の晩酌」

KANMURI棟での夕食終了後、再び伊賀上野城天守閣へ。
天守閣3階に特別に設えたバースペースにて、伊賀産の梨を使ったドリンクを提供。
天守閣からの夜景も楽しんでいただきました。


朝食
朝食は伊賀上野忍町の武家屋敷である赤井家住宅にて。城下町の佇まいに庭園を備えた屋敷にて非日常を体感。



上野公園「史跡探訪」~俳聖殿「特別公開」

モダニズム建築家 坂倉 準三が設計した伊賀の近代建築の案内をしつつ、昭和のまちづくりをご紹介。
伊賀出身の俳聖 松尾芭蕉を祀る俳聖殿は内部の一般公開は、芭蕉の命日である10月12日のみですが、特別に公開。



特設会場での忍術実演ショー

伊賀上野城本丸広場に特設の陣幕を設置。
伊賀流忍者博物館にて本格忍術実演を行う伊賀忍者特殊軍団阿修羅の実演を観覧。





 今回の実証により、史跡上野城及び伊賀上野城下町の潜在的な可能性を検証することで課題を解決するとともに、すでに可能性のあるものはより磨きをかけることにより事業化推進を加速させていきます。
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